- 「六人が死ぬ」
- という予定は、
- 「イールギット・スウィートハート」「カコルキスト・イストハン」「シーク・マリスク」
- 「レティシャ・マクレディ」「ロッテーシャ・クリューブスター」、最後は「アルマゲスト・ベティスリーサ」
- ってことでいいのかな。
- 最後のが微妙だけど、次巻でそうだろうと思えること書いてるし。
- にしてもシリアス展開。
- 魔術士よりも強い生身の人間。
- その秘密はなんだろうと、当時は思ってた。
- 天人の遺産だとか思ってたが、まさかそういことだったとは(詳細は「扉(下)」)。
今回は台詞や表現よりも展開のほうが面白かった。
でも「暑苦し大賞?」は気に入ってる。
残すところ、あと三巻です。
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我が庭に響け銃声―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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カコルキストの
「でもねスィートハート。永遠の愛は人類が存在する前からあったとぼくは信じているんだ」
って台詞と「ユル軽い」って表現が好きだ。
この巻からラストまで話がつながったままで、シリアス展開なんで、こういうノリがあると嬉しい。
とはいえまだこの巻は導入って感じでサクッと読めた(実際、薄いし)。
あとこの巻には「ゴースト」って単語を読者に印象付ける意味合いもあるんだろう。
さらに考えるなら
「とりあえず大声で技叫んで打ち込んだら、びっくりして引っかかってくれるかなと思ったんだが(略)」
ってのもか?
でもロッテーシャがエドじゃなく、「コルゴン」って呼んだのは明らかにミスだな。
まぁ誤植は空気のように存在するって言ってたしな。
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我が戦場に踊れ来訪者―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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土曜に読了。
- 今更、ブログにオーフェンの感想書いてる奴なんかいないよなぁ、と思いつつも更新。
- ネタバレ気にする時期でもないので、触れまくりです。
タイトル、緑(緑宝石の鎧)がライアンの絶望をつつんでいるってことだけど、
その緑そのものも絶望なんだよなあ。せつない。
最期、
「神がいないこの世で、奇跡など決して起こらない。だが奇跡が起こらないことなど絶望ではない。
奇跡の不備を、誰もが知っているというのに、それでも生きていなければならない。それが絶望だ」
と言い、ライアンは死んでいった。
けど、クリーオウには絶望を与えることができたし、彼も絶望から解放されたわけだ。
ホント、ライアンの生き方は悲しすぎる。
で、このエピに持ってかれそうだけども、オーフェンvsヘルパートも好きな戦闘の一つ。
「―なぜ止まらない―!?」や「ならば、立ちたまえ」とかかっこよい。
西部編のラストも最高に面白いんだけど、この巻があるせいで東部編の方が好きなんだよなあ。
「思うに、これを見た時に引き返せなくなったのかとも思う」ってライアンの台詞がまさに当てはまります。
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我が絶望つつめ緑―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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ボルカンがライアンに伝授する技が好きです。
今回は、pp.176-177より
「都市攻略用広域殲滅必殺技『ひとめぼれ』は、自らの寿命を七十年ばかし縮めかねない大技。
まあどう考えても練習だけで死ぬので、名前だけ覚えて感謝しておけと釘を刺しておいたのだが(略)」
「一応聞くけど、どういう技なの、それ?」
「いや、まあ、全力で頑張って十万人ほど殺す、という抽象派の技である。具体的にとかは嫌いだ」
シリアス展開なのに、こいつらだけは相変わらずです。
新しく、ウィノナ、ジャック、そして正式にコルゴンが登場(名前だけで最接近領の領主)。
コルゴンがあの魔術を使うシーンやアスラリエル出現の場面が好きですね。
あとヘルパートが地人に敬語だったのは負い目があるからなのだろう。
と、今更ながら気づいた。
コルゴンかっこいいし、レティシャも出てきたし、いい巻です。
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我が心求めよ悪魔―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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ついに購入。
ほとんどの絵は見たことあるけど、秋田禎信、草河遊也ファンとしては、買いでした。
とはいえ、東部編好きとしては黒の聖域の方がより買いではあった。
でもpp58-59のカラー書き下ろしはめっちゃカッコいいし、レティシャとかの書き下ろしもよかった。
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魔術士オーフェンはぐれ旅 鋼の後継者―草河遊也画集 |
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著者:草河 遊也 発売日: Amazon価格:¥ 2,100(定価:¥ 2,100) ユーズド価格:¥ 1 |
何度目かの読了。
初見は99年春。
もう7年経ってます。
で、改めて思い出したことがいくつか。
覇王沈殿骨髄液とかぬるま湯ハッピーライフとか。
あとこの巻で一番好きな台詞はドーチンの
「わあい。お店で売ってる肉なんて、もう一生縁がないかって思ってたのに」
引用した部分はコメばかりだけど、実際は本筋かつシリアスです。
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我が運命(さだめ)導け魔剣 |
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学校の図書館で見かけたことがきっかけだった.
その時点で「楽園(上)」まで出版されていたが,学校には「魔王」くらいまでしかなかった.
初めて「獣」を読んだ時に感じたのは,わけが分からん,というものだった.
当時は,小説なんてほとんど読んだこと無かったし,国語力も全然大したことなかったからだ.
(ちなみに初めてがっつり読んだのは小説のドラクエⅠ,ハードカバー)
洋画なんかでもそうだが,登場人物の名前を覚えれなかった.
覚えたとしても微妙に覚え間違っている.
まぁこれは慣れの問題なのですぐに解決した.
そして,読み始めたら止められない面白さがあったために,あっという間に「魔王」まで読んでしまった.
この段階で僕は,活字好きになっていた.
「血涙」を買い「背約者(上)(下)」も買った.
面白さのピークは何といっても「背約者(下)」である.
世界の謎・意味が解き明かされ,叙述されていき,主人公が本当の自分を見出していく.
本当に面白い作品であった.
これ以降の東部編は言葉遊びが炸裂し続け,より一層面白くなったが,最終巻である「扉(下)」がいただけない.
伏線があまり回収できていなかったと思うし,各人物の描写が少なすぎる.
「扉(中)」を出してほしかった.
しかし,きちっと書き終えたことは素晴らしいことだと思う.
秋田氏にはこれからもいい作品を書き続けて欲しい.
お気に入りは「背約者(下)」,「緑」,「銃声」,「血涙」,「扉(上)」の順である.