好きなシーンは多すぎて列挙したらきりがない。
確かに消化不良なのは否めないものの、うまくまとまったと思う。
何度も読んだけど、この読後感がたまらない。
やっぱコルゴン好きなだけあって、彼が出てくる場面が印象に残っている。
「…じゃあ、アミダで決めるか」を筆頭に、「俺はゲームで負けたことがない」
「でも、彼女が好きだったから結婚したんだろう? コルゴンは、嫌いなことは絶対にしないじゃないか」
などなど。
極めつけは、「何が…不満か…ロッテーシャ!」のくだり。
コルゴンの
「これが不満か…俺はお前に支配されていない…誰がどう見ても、絶対に。
だが俺はお前を必要としているぞ…少なくとも今この瞬間は。お前は、それでは駄目なのか!」
ロッテの
「ずっと思い悩めばいい。わざと外したのか、ただ当たらなかっただけか。
この瞬間、あなたが支配したのか私が支配したのか。私が消滅すれば、もうあなたには一生わからない」
「仕返しはこれでいい。わたしは、それでも…楽しかった時も覚えているから」(pp..285-286)
ここがすごく好き。
加えてコルゴンの小さな願いってのが「ロッテを人間にする」とかだったら
こいつらどんだけ素直じゃねぇんだよって話。
恋愛要素が苦手らしい秋田禎信にしてみれば、これは最高の愛のシーンだろう。
結局、本筋にはほとんど触れてねぇじゃん。
でも何度も読んでるとこんな感じなのかもなぁ。
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我が聖域に開け扉〈下〉―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 609(定価:¥ 609) ユーズド価格:¥ 1 |
今日は午前中に対ゴキブリ用殲滅兵器「アースレッド」を召喚したために
二時間の強制外出を余儀なくされた。
なので、前売り券を持っているということもあり、ハプスブルグ家の家具とか絵を見に行った。
簡潔に言えば、ミスった。
展示品があまり興味を引かないといのもあったし、何より人が多すぎる。
落ち着いてみられないし。
脇からオバちゃんは練りこんでくるし。
さらには大声で話すし。
ハズしたって感じ。
次は平日に見に行こう。
- オーフェン冴え過ぎ。
- そりゃあマジクも苛立つだろう。
- それでも超人の責務なんてあるわけがなく、一個人でできることもたかがしれてる。
- だけどできることは全てやらなければならない。
- この精神力がオーフェンの強さなんだよな。
- だが、それでも…失望しても、絶望しても、人間は生きていくじゃないか!
あと生物として死にたくないってのは分かっても、玄室だけ残して、生き残ってアイルマンカーはどうすんのかな。
それこそ絶望だと思うけどなぁ。
そんな中にあって、ハーティアとコルゴンの漫才が面白い。
これをプレ編でもっと見たかった。
あと最終巻を残すばかり。
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我が聖域に開け扉〈上〉―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 546(定価:¥ 546) ユーズド価格:¥ 1 |
- 日曜に読了。
- 以下の台詞が気に入っている。
- まぁ他にもあるけど、きりがないので。
- 「犠牲となって未曾有の崩壊を救う一個人なんてものは、もう二度と許さない…」
- 「たったひとりのありふれた一個人として、誰からも等しく学ぶんだ。
- 師匠が誰かなんて選り好みをする必要はない。(略)
- 学ぶべき相手を見つけたら学べ。それでいい。
- だがここの領主は駄目だ。あいつはきっと、お前がほかから学ぶ道を閉ざそうとする」
コルゴンがロッテーシャに話してた内容は、最初、全然意味分からんかったなぁ。
なんとなくゾクッとはきたけど。
コルゴンvsダミアンのとこはあの動揺っぷりがよい。
あと領主がナゼ特別なのかの理由も分かるし、この巻は展開が進んでくれて非常に面白かった。
残すとこあと二巻。
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我が館にさまよえ虚像―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 504(定価:¥ 504) ユーズド価格:¥ 1 |
- 「六人が死ぬ」
- という予定は、
- 「イールギット・スウィートハート」「カコルキスト・イストハン」「シーク・マリスク」
- 「レティシャ・マクレディ」「ロッテーシャ・クリューブスター」、最後は「アルマゲスト・ベティスリーサ」
- ってことでいいのかな。
- 最後のが微妙だけど、次巻でそうだろうと思えること書いてるし。
- にしてもシリアス展開。
- 魔術士よりも強い生身の人間。
- その秘密はなんだろうと、当時は思ってた。
- 天人の遺産だとか思ってたが、まさかそういことだったとは(詳細は「扉(下)」)。
今回は台詞や表現よりも展開のほうが面白かった。
でも「暑苦し大賞?」は気に入ってる。
残すところ、あと三巻です。
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我が庭に響け銃声―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 504(定価:¥ 504) ユーズド価格:¥ 1 |
カコルキストの
「でもねスィートハート。永遠の愛は人類が存在する前からあったとぼくは信じているんだ」
って台詞と「ユル軽い」って表現が好きだ。
この巻からラストまで話がつながったままで、シリアス展開なんで、こういうノリがあると嬉しい。
とはいえまだこの巻は導入って感じでサクッと読めた(実際、薄いし)。
あとこの巻には「ゴースト」って単語を読者に印象付ける意味合いもあるんだろう。
さらに考えるなら
「とりあえず大声で技叫んで打ち込んだら、びっくりして引っかかってくれるかなと思ったんだが(略)」
ってのもか?
でもロッテーシャがエドじゃなく、「コルゴン」って呼んだのは明らかにミスだな。
まぁ誤植は空気のように存在するって言ってたしな。
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我が戦場に踊れ来訪者―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 483(定価:¥ 483) ユーズド価格:¥ 1 |
- 土曜に読了。
- 今更、ブログにオーフェンの感想書いてる奴なんかいないよなぁ、と思いつつも更新。
- ネタバレ気にする時期でもないので、触れまくりです。
タイトル、緑(緑宝石の鎧)がライアンの絶望をつつんでいるってことだけど、
その緑そのものも絶望なんだよなあ。せつない。
最期、
「神がいないこの世で、奇跡など決して起こらない。だが奇跡が起こらないことなど絶望ではない。
奇跡の不備を、誰もが知っているというのに、それでも生きていなければならない。それが絶望だ」
と言い、ライアンは死んでいった。
けど、クリーオウには絶望を与えることができたし、彼も絶望から解放されたわけだ。
ホント、ライアンの生き方は悲しすぎる。
で、このエピに持ってかれそうだけども、オーフェンvsヘルパートも好きな戦闘の一つ。
「―なぜ止まらない―!?」や「ならば、立ちたまえ」とかかっこよい。
西部編のラストも最高に面白いんだけど、この巻があるせいで東部編の方が好きなんだよなあ。
「思うに、これを見た時に引き返せなくなったのかとも思う」ってライアンの台詞がまさに当てはまります。
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我が絶望つつめ緑―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 504(定価:¥ 504) ユーズド価格:¥ 1 |
ボルカンがライアンに伝授する技が好きです。
今回は、pp.176-177より
「都市攻略用広域殲滅必殺技『ひとめぼれ』は、自らの寿命を七十年ばかし縮めかねない大技。
まあどう考えても練習だけで死ぬので、名前だけ覚えて感謝しておけと釘を刺しておいたのだが(略)」
「一応聞くけど、どういう技なの、それ?」
「いや、まあ、全力で頑張って十万人ほど殺す、という抽象派の技である。具体的にとかは嫌いだ」
シリアス展開なのに、こいつらだけは相変わらずです。
新しく、ウィノナ、ジャック、そして正式にコルゴンが登場(名前だけで最接近領の領主)。
コルゴンがあの魔術を使うシーンやアスラリエル出現の場面が好きですね。
あとヘルパートが地人に敬語だったのは負い目があるからなのだろう。
と、今更ながら気づいた。
コルゴンかっこいいし、レティシャも出てきたし、いい巻です。
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我が心求めよ悪魔―魔術士オーフェンはぐれ旅 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 483(定価:¥ 483) ユーズド価格:¥ 1 |
ついに購入。
ほとんどの絵は見たことあるけど、秋田禎信、草河遊也ファンとしては、買いでした。
とはいえ、東部編好きとしては黒の聖域の方がより買いではあった。
でもpp58-59のカラー書き下ろしはめっちゃカッコいいし、レティシャとかの書き下ろしもよかった。
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魔術士オーフェンはぐれ旅 鋼の後継者―草河遊也画集 |
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著者:草河 遊也 発売日: Amazon価格:¥ 2,100(定価:¥ 2,100) ユーズド価格:¥ 1 |
何度目かの読了。
初見は99年春。
もう7年経ってます。
で、改めて思い出したことがいくつか。
覇王沈殿骨髄液とかぬるま湯ハッピーライフとか。
あとこの巻で一番好きな台詞はドーチンの
「わあい。お店で売ってる肉なんて、もう一生縁がないかって思ってたのに」
引用した部分はコメばかりだけど、実際は本筋かつシリアスです。
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我が運命(さだめ)導け魔剣 |
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著者:秋田 禎信 発売日: Amazon価格:¥ 483(定価:¥ 483) ユーズド価格:¥ 1 |