昨日は朝からアウトレットへ。
チャリで30分程度だけど、34度の気温が体にダメージを与えてくれる。
途中、涼むためだけにTSUTAYAに寄る。
とはいえ全く目的がないわけでもないのだ。
僕にとっての夏の本。
そういう本があったことをこの暑さが思い出させてくれた。
中三の夏。
塾の無い日は、誰かの家で遊んでいた。
そんなある日、友達に「鉄道ジャーナル 」を買いにいかないかと誘われた。
その雑誌は月刊で発売日からだいぶ日が経っていたので、市内の本屋にはなかったという。
だから隣の市まで買いに行こうというのだ。
暑い中。
チャリで。
20kmを。
当然「こいつアホやん」、と思うわけがなく、ノリノリで行くことにした。
僕は、この友達が電話で在庫を聞いているのだと思い込んでいた。
勝算があるのだと思っていた。
3件目の本屋にも売っていないことを知るまでは。
正直、そんな雑誌には全く興味がないのだが、かなり悔しい。
そこで両市に隣接する町にも行くことにした。
もちろん友達には電話をさせ、あるという情報を得た。
キョリは15km以上だが、そんなものはもう問題ではない。
この瞬間、僕らのプライドが試されていたのだ。
結局、その雑誌は購入できた。
最高に嬉しかった。
いい日だと思った。
この町から家まで、二つの山越え込みで20km近く走らされるまでは。
そんなわけで「鉄道ジャーナル 」は僕にとって夏の本となっている。
それ以来、いくらか鉄道にも興味をもった。
でも、今号にはあまり魅かれなかった。
個人的には駅を特集してくれると買いなのだが。
あとここにはdorlisがあったので使えるTSUTAYAである。